ハードワーク~低賃金で働くということ [単行本] ポリー・トインビー (古書)
ハードワーク~低賃金で働くということ [単行本]
ポリー・トインビー (著), 椋田 直子 (翻訳)


単行本: 305ページ
出版社: 東洋経済新報社 (2005/7/14)
ISBN-10: 4492222642
ISBN-13: 978-4492222645
発売日: 2005/7/14
商品の寸法: 19.5 x 14 x 2.5 cm


出版社 / 著者からの内容紹介
経済効率を最優先させたサッチャー改革は、何をもたらしたのか。雇用環境の悪化で苦悩する低賃金労働者たちの悲劇を、英ガーディアン紙の辣腕女性記者が綴った衝撃のルポ。
内容(「BOOK」データベースより)
英サッチャー改革がもたらした“格差”と“不平等”貧困から抜け出せない“固定化される弱者”の苦悩。

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アマゾンのカスタマーレビューより


英国の女性新聞記者が、最低賃金で働く者の生活を体験した、一種の「潜入取材」記録です。

 著者が確保した住まいは、不潔で悪臭に満ちた低所得者向けの団地の一室でした。ベッドや最低限の家具を購入し終わると、限度いっぱいまで借り出した低所得者向けの貸付金はほとんど底をついてしまいます。
 仕事が決まると同時に生活保護は打ち切られ、著者は「最初の給料日までどう暮らしたらよいのだ」と、憤りに駆られました。

 実際に著者が経験した仕事は、荷物の運搬係、給食のおばさん、託児所、飛び込み電話セールス、早朝清掃、ケーキ製造所、老人ホームの介護補助など。
 著者は職探し段階から担当者の気まぐれに振り回されます。やっと採用されても、待っているのは過酷な肉体労働と仕事のじゃまをする規則の数々。たとえば、老人ホームのトイレで受け持ちの老人が倒れたとしても、老人に手を貸してはいけない。定められた器具を使わなくてはいけない。もし何か事故があっても雇用主は責任を取りません。

 あらゆる不条理を経験した著者が政治に向ける言葉は激烈です。

  金持ちはさらに裕福になり、貧しい者は所得と資産の両面で取り残され
  る時代が始まったのだ。

  ほかのすべての人たちが生きている消費社会への「立ち入り禁止」。
  過酷なアルパトヘイトだ。

  貧しい人たちが飢えていないのなら、それでいいじゃないか、といえる
  だろうか。いえない、と私は思う。

 経験と理論の両面から訴える社会正義は説得力があります。
By くろやぎ
東京北参道の出版社クラブハウス直営の書籍&バーゲンブック、印刷ショップ。